ロイヤル オークはあと少しでサファリと名付けられるところだった
ロイヤル オークの起源に関するAPの年代記が指摘しているように、称賛に値する控えめな表現で、「新しい時計の命名は常にトリッキーなプロセスです」とある。 オーデマ ピゲはそれまで、シリーズものの時計に名前をつけたことがなかったからだ(1971年に同社は6217本の時計を製造したが、その数は237種類、さらに各モデルには異なる文字盤や素材が使用され、100本以上作られたのはわずか23モデルだった)。ロイヤル オーク以前は、ほとんどシリーズ化された時計は作られていなかったのである。
1971年9月の議事録から、サファリ、グランプリ、ダイアン、サーフライダー、コロラド、アスコット(!)などの名前が候補として挙がっている。アスコットという名前(個人的には競馬と『スクービードゥ、どこにいる』のフレッドを連想させる)でこの時計が成功するとは思えないが、もっとおかしなことが起こっていたのだろう。
ロイヤル オークという名は、SIHHのイタリア代理店であるカルロ・デ・マルキが、英国海軍の軍艦ロイヤル オークへのオマージュとして提案したようだ。戦艦ロイヤル オークは、第二次世界大戦中にスカパフロー停泊中、Uボートによって沈められ800人以上の仲間を失ったという悲しい歴史を持つが、この時計にとってこの名前は幸運のお守りとなったのである。
2021新作オーデマ ピゲ 77351OR.ZZ.1261OR.01 ロイヤル オーク オートマティック
品番:77351OR.ZZ.1261OR.01
・ケース:
18Kピンクゴールドケース
ダイヤモンドセットベゼル
反射防止加工サファイアクリスタルガラス製風防とケースバック
18Kピンクゴールドのねじ込み式リューズ
・ケース幅:34 mm
・防水性:50 m
・ケースの厚さ:8.8 mm
・文字盤:
「グランドタペストリー」模様のシルバーカラーダイヤル
蓄光処理を施したピンクゴールド製のアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針
・ブレスレット:18Kピンクゴールドブレスレット、APフォールディングバックル
・セッティング:ブリリアントカットダイヤモンド40個、約0.71カラット(ベゼル)
オーデマ ピゲは初の34ミリ自動巻きロイヤル オークを発表。このピンクゴールドモデルでは、シルバーカラーのグランドタペストリーダイヤルの周囲を、ダイヤモンドセットベゼルが飾ります。